
自分のことは自分が一番知らない
これは、私自身が痛感した言葉です。
20代の頃から冷え性。
でも理学療法士として患者さんに触れると
「手が温かいですね」と言われるので、
自分が冷えているなんて気づきもしませんでした。
ところがエステで
「足が氷のように冷たい」
と指摘され、大ショック!
当時の私は、
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✅花粉症
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✅生理痛
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✅便秘
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✅偏頭痛
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✅胃痛
と、不調だらけで薬が手放せませんでした。
「冷え性には生姜」が逆効果に
「冷え性には生姜が良い」って、よく聞きますよね。
私もその言葉を信じて、毎日の食事に生姜を欠かさず取り入れていました。
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🫚職場や自宅にチューブの生姜を常備
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🫚お弁当には生姜たっぷりスープ
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🫚カレーや煮物にも必ず生姜
ところが、冷えもむくみも一向に改善せず。
むしろ胃痛や便秘が悪化…。
「どうして?体にいいはずなのに」と悩み続けました。
生姜の正しい使い方
後になって分かったのは、使い方を間違えていたということ。
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🫚生の生姜(ジンゲロール):血行促進・むくみ解消に◎
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🫚加熱した生姜(ショウガオール):体を温める作用に◎
つまり、同じ生姜でも調理法によって作用がまったく変わるんです。
さらに摂り過ぎれば体を乾燥させ、便秘を悪化させることも…。
そして一番の問題は、
私の冷え性の原因が
「血不足」
だったこと。
つまり、いくら巡らせても
“材料”が足りなかったのです。
薬膳が教えてくれた「本当の解決策」
その答えを教えてくれたのが「薬膳」でした。
薬膳を学び、自分の体質を理解できるようになると、食材の選び方が一変。
すると、今まで悩んでいた症状が少しずつ改善していきました。
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✅めまい、偏頭痛 → 改善
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✅PMSや生理痛 → 改善
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✅便秘、胃痛 → 改善
今では薬や病院に頼らなくても、安心して過ごせる毎日になっています。
薬膳は「特別な料理」ではない
薬膳と聞くと
🌀難しそう
🌀特別な食材が必要
と思うかもしれません。
でも実際は、スーパーで買える身近な食材でできるものばかり。
大切なのは、体質や季節に合わせて
食材を選ぶ考え方
この知恵さえ身につければ、日々の食卓が自然と薬膳になります。
現代こそ薬膳が必要な理由
今の時代、健康法や食事法の情報は溢れています。
でも体にいいと言われるものが、必ずしも自分に合うとは限りません。
薬膳は数千年の歴史の中で培われた
体と食材の相性を見極める学問
流行に振り回されず、
“自分に合う食べ方”
を選べるようになるのが最大の強みです。
まとめ
「体にいい」とされる食材でも、人によっては逆効果になることがあります。
だからこそ、自分の体を理解し、その時に合った食材を選ぶことが大切です。
薬膳は、毎日の食卓から取り入れられる最も身近な健康法。
難しいものではなく、私たちの暮らしに自然に溶け込む知恵です。
「なんとなく不調」を手放し、病気にならない体をつくりたい。
そう思う方にこそ、薬膳の考え方を知ってほしいと思います。